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【ホームホスピスは出会いと想いの集合体】

 

 

ホームホスピスは他の介護施設と決定的な違いがあります。それは、【住環境】です。


従来の施設は、安心安全衛生面の点を重視した、イメージですと病院と同じような、利用者さんが暮らしていたお家とは違う造りの建物です。


家とは違った、匂いや景色や空気感があるように感じます。このような、【施設】の造りには、メリットが沢山あると思います。


特に、【安全面】【利用者の方の観察面】【ケアの際の負担軽減】など様々なメリットがあるように感じます。


一方、私たち【ホームホスピス】はどうでしょうか。まず、ホームホスピスは従来の一軒家、または全国ホームホスピス協会の基準で建築した家屋を使用しています。


わかりすく言うと、【ごく普通の家】ということです。なので、【施設】とは違い、利用者さんは、いつもの家と近い感覚で暮らしていただけると考えています。元々、住んでいた住宅の環境がアパート、マンションの方は少し慣れない面もあるかもしれませんが、子供の頃に遊びにいった、【おじいおばあ】のような懐かしさを感じることもあるかもしれません。


【施設】の住環境に劣る点は、【新しくない】【生活感がある】【ケアの際には、安定した基本的な介護技術の習得を求められる】という点はあるように感じます。


【施設】や【ホームホスピス】のどちらがいいかは、利用者さん本人が何を生活で大切にし、求めているかによって変わるのかもしれません。


ホームホスピスのケアに欠かせないものは、【人生の中で、触れたことのある(家)という空間と雰囲気で穏やかな時間を過ごしてほしい】という想いがあります。


なので、ホームホスピスは経営面の話になってしまいますが、そう簡単に増やせる形態の【介護施設】という表現が出来ない物になっています。


実際、宮城県には私共のホームホスピスにじいろのいえしかありません。創立10年の月日の中で、ホームホスピスをやってみたいというかたも、結果断念されています。


そこには、【家】との出会いが無かったという理由が多いです。ホームホスピスは慈善団体ではなく、利益も残さないと活動を続けていけないですから。


ご利用者さん【住人さん】のご家族やご親戚などが通いすく、そして見学希望の方や働く方々が移動が不便なアクセスの立地ではできないという課題もあります。


自分の努力だけではできない要素がある所があります。


そんなホームホスピスには、【施設】にはない、魅力があると思います。


これからも、ホームホスピスがどんなことをやっているか、そしてどんな思いで活動しているかを発信していきます。